子育てに畳がよい理由

コミュニケーション促進

畳の上での生活は、子どもと目線の高さが近くなるため、コミュニケーションのあり方も変わってきます。ひざに乗せたり、一緒にじゃれあったり、親子のスキンシップが円滑化され、会話が生まれやすくなります。また夜家族が、畳の上で布団で自由に寝るふれあい・楽しさは別格です。

・低座・床座：子どもと目線を合わせやすい。
・自由な距離感：緒よ吾子の距離感を縮める。
・くつろぎ感：リラックス効果
・自由な就寝：添い寝、川の字で寝る楽しみ

安心・快適

畳は子どもに安全・安心な床材で、室内の快適性も向上します。
赤ちゃんのハイハイ～伝い歩き～ヨチヨチ歩きといった成長の過程では、清潔感のある安全で転んでも
安心な畳は最も適した床材と言えるでしょう。
一般的に脳が形成される乳幼児期の成長段階において「ハイハイを十分にさせる」環境作りが大切だと言われています。
また、高齢の方にも安全です。

・適度な弾力性：ころんでも安心。
・自然の建材：有害物質がない。
・吸着性：二酸化炭素やVOCを吸収。
・遮音性：子どもの足音、声や振動を吸収。
・断熱保温効果：冬暖かく夏涼しい。
・調湿性：室内の温湿度を調整。

和の完成を育む

畳の部屋は「和の感性の象徴」であり、家族のくつろぎや癒しを具現化する装置といえます。
畳は使い方を誤らなければとても長く使える自然の建材です。日々の暮らしで自然の恵みを大切にする心、
ものを長く大事に使うことの意義や楽しさを肌で感じられます。
畳の価値の再発見が和の感性を育むことになるでしょう。

・安らぎ：自由な姿勢が生む安らぎ。
・風流：四季で変化する自然の気配。
・優柔：可変的であいまいな間仕切りが生み出す柔らかなコミュニケーション。
・室礼：季節の行事や飾りを楽しむ。
・簡素美：家具を多用しないシンプルでスッキリとした空間の美しさ。

畳は天然の空気清浄機

天然の空気清浄機

畳表に使われるイグサの直径は約1.5mm。中の構造はハチの巣のようにたくさんの部屋があります。
このため湿気をたくさん吸うことができ、同時に健康に悪い二酸化炭素やVOCも吸着するのです。
また畳床の素材ひとつでもあるワラについても同じよううな性質があります。

部屋の湿度を40%に保ちます

湿度が高くなると湿気を吸い、低くなれば今度は湿気を放出します。
自然の素材が少なくなった私たちの生活の中で、畳は部屋の湿気をコントロールしてくれます。
あまり湿度が高いとカビ、ダニ、シロアリの発生の原因にもなります。
ときどきは畳の水分を専門家に測定してもらい、湿気の害を防ぐことが重要です。

悪い空気を吸ってキレイにします

畳には、人間に悪い影響を与える二酸化炭素やVOC（揮発性有機化合物）などを吸着して、
部屋の空気をキレイにする力を持っています。
また、あのイグサ独特の香りは私たちの気持ちをリラックスさせ、ストレスを解消し、
精神を安定させる森林浴にも似た効果があります。ですから和室のある生活は、
現代人にとって最も理想的ななものといえます。